実物大民家の静的載荷実験

2019-10-19 安藤亥二郎・業務調整員

耐震化技術の開発
  • 実大試験

2019年10月11日から内務文化省文化局(Department of Culture: DOC)の敷地内で、耐震性を向上した新築実物大の伝統建築物に、ゆっくりと水平方向から油圧ジャッキで建物を押す静的載荷実験が行われました。DOC、公共事業省技術支援局(DES)、名古屋市立大学、香川大学、東北大学の共同研究チームが、補強済み版築造と石積造の強さを示す最大荷重などを計測し、耐震補強効果を検証しました。

新築版築造民家の試験体に各種計測器を設置する作業

油圧ポンプを押し建物に負荷をかけ、コンピュータで荷重や変位データを計測する様子