新大臣が公開実験を見学

2019-01-10 安藤亥二郎 業務調整員

耐震化技術の開発
  • 実大試験

2018年12月28日、プロジェクトは内務文化省文化局(DOC)の敷地内で公開実験を行いました。本実験の目的は、実物大の版築造や石積み建築物に油圧ジャッキでゆっくりと負荷をかけ、構造物の変位や崩壊傾向のデータを集め、建築ガイドラインと建築規準作りに活かすことです。ブータン国民の代表の一人と言える、新しい内務文化大臣が実験を見学し、DOCエンジニアとJICA短期専門家が実験の意義や結果を説明しました。また、ブータン国営放送BBS、新聞社や海外メディアが本実験を取材し、DOCプロジェクトマネージャが国民へ向けて、地震に強い伝統建築物の作り方や耐震化技術を皆へ届けるまで頑張る、という力強い意気込みを発信する機会に恵まれました。

地元新聞の報道(2019年1月1日)

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内務文化大臣とJICAブータン事務所長に実験について説明するシュレスタ特任助教

油圧ジャッキで建物に負荷をかける様子

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