Training of Trainersの開催

2021-11-29 宮良光一郎・業務調整員

耐震化技術の普及
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内務文化省文化局(DOC)で10月12日から14日の3日間にわたり、県の技術者を招いてTraining of Traninersが開催されました。研修の目的は、既存の建物の耐震診断方法/計算を学び、伝統的なブータン建物で行われている本案件の開発と研究成果を理解してもらうことです。また、参加者にはこの訓練を受けて、地方行政レベルでの将来の普及および人材育成のためのトレーナーになってもらうことも目的としています。ティンプー、ハー、プナカ、ワンデポドラン、パロの5つの県からそれぞれ2人のエンジニア(合計10人のエンジニア)が参加しました。日本の研究者は遠隔で参加し、初日はSATREPSプロジェクトの概要、目的、計画を説明し、2日目は耐震診断方法について講演しました。耐震診断計算では実習の時間が設けられておりカウンターパートが細かく指導を行い、受講者の理解を図りました。また今回学んだ耐震施工方法は11月に行われるHands on trainingで適用されます。トレーニングの様子は映像にも収められ、耐震診断用教材としても活用される予定です。コロナの影響で全県からの技術者を集めてトレーニングをするのはまだ難しい状況です。今回学んだ技術者が中心となって、映像教材を使いながら、他県の技術者をトレーニングできるようプロジェクトでは引き続きフォローアップを行っていきます。

        

写真:講義の様子(左)、計算実習の様子(右)

写真提供は文化局

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