文化局による4月28日発生の地震被害調査

2021-07-21 宮良光一郎・業務調整員

その他
  • 版築
  • 石積
  • 診断

2021年5月18日から約1週間、内務文化省文化局(DoC)のメンバーが、2021年4月28日発生の地震による被害調査を実施しました。チームには、ブムタン県の災害管理局のメンバーも同行しました。彼らは、ブムタン県の3つの郡にある14の伝統的な建物を訪れ、被害を確認しました。調査対象の家屋は、版築、泥モルタルの石積み、および日干しレンガの構造類型の建物でした。調査では、被災後建物を技術的に安全評価するためのフォームを利用して損傷の確認を行い、写真記録を撮りました。これらの被害調査データは分析され、優先順位を付けて修理するのに役立てられます。今回調査期間中にブータンの東端でCOVIDの症例が確認されたため、調査範囲がブータンの中央部に限定されました。 DoCは、災害管理局(DDM)と協力して、被害がよりひどいと思われる東部地域の被害データも収集しました。メンバーは6月末にこの調査の報告書を作成し、DOC内で共有しました。このSATREPSプロジェクトでは、伝統的な建物の改修方法を開発しているので、これらの調査の結果から、損傷した建物のいくつかに私たちの方法が適用されることが期待されます。

     

写真:地震で損傷を受けた建物(チュメニ郡)(左)と被害調査をするメンバー(右)

写真提供:文化局(DOC)

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